すきまのおともだち(江國香織)
2006.10.31 Tuesday
とっても可愛らしいお話。
その「おともだち」に会えるのは突然やってきて、そして突然お別れする。
そんな不思議な関係をもった主人公とある女の子。
女の子の世界は時間がとまっているけれど、主人公の「わたし」の世界はもちろん時間は流れています。
女の子に会うたびに年を重ねている「わたし」。
女の子にとって、以前の「わたし」は過去の思い出。
女の子はもう以前の「わたし」に会うことはできない。
反対に「わたし」は何歳になっても9歳の女の子に会うことができる。
だから女の子は言います。
「過去の思い出って淋しいのね、、、」
それでも会いにいく「わたし」。
こんな素敵な友情、夢でもいいから私も経験したいな。
ちょっとわかりにくい感想になってしまいましたが、別の世界に住む友達のお話。
なんだか読み終わると優しい気分になれます。